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引越し業者は使わない!配送会社だけで乗り切る「自力引っ越し」の戦略

荷物の仕分けを終え、部屋の中が厳選された最小限の相棒だけになったとき、私はいよいよ具体的な「運搬戦略」を実行に移すことにしました。
沖縄から東京への引っ越しにおいて、最も一般的な選択肢は「大手の引越し業者」に依頼することです。
しかし、最初に見積もりを取ったとき、私はその金額の高さに文字通り目玉が飛び出そうになりました。
移動距離が長く、さらに海を渡る海上輸送が含まれるため、単身の荷物であっても驚くほど高額な費用が提示されたのです。
「この金額を払ったら、東京での新生活のスタートダッシュがつかなくなってしまう」
そう危機感を抱いた私は、大手引越し業者に頼るのをやめ、通常の「宅配便(配送会社)」だけを組み合わせて全ての荷物を送るという、完全なる自力引っ越しの戦略を立てました。
荷物を限界まで減らした今の私なら、十分に勝算があると感じていたのです。
私が目をつけたのは、郵便局の「ゆうパック」や、大手の陸運会社が提供している通常の宅配便サービスでした。
引越し業者のプランは、トラック一台を貸し切ったり、専用のコンテナを丸ごと確保したりするため、どうしても基本料金が高くなります。
一方で、通常の宅配便であれば、段ボール「1箱あたり」の明確な料金設定です。
つまり、荷物の個数さえ徹底的にコントロールできれば、引っ越し費用を数分の一にまで圧縮できるというシンプルな仕組みでした。
この戦略を成功させるための鍵は、配送会社が指定する「最大サイズ」のルールを完璧に把握することにありました。
例えば、多くの配送会社では、段ボールの縦・横・高さの合計が「140サイズ」や「160サイズ」を超えると、料金が跳ね上がったり、そもそも大型荷物として扱われて引き受けてもらえなくなったりします。
そこで私は、あらかじめ140サイズ and 160サイズの段ボールだけを大量用意し、全ての荷物をこの「規格の箱」の中にパズルのように収める計画を練り上げました。
業者に丸投げする引っ越しは楽ですが、その分だけ提示された一式の総額を受け入れるしかなく、内訳の見えにくいコストが発生してしまいます。
しかし、自分の手で一箱ずつの重さとサイズを管理する自力引っ越しは、費用が完全に可視化され、自分の努力次第でどこまでもコストを削ることができるのです。
「配送会社だけで東京へ荷物を届ける」という明確なゴールに向かって、私の荷造りはただの作業から、緻密な戦略ゲームへと変わっていきました。